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2022/12/24

2022年まとめ(アニメ)

 2022年のまとめとして、今年見たアニメについて述べます。(2022/12/24)まちカドまぞくの1話をまた見たので追記しました。(2023/02/09)改めて読み返すと前後のつながりがグチャグチャなところがある(特に勢いで書いた長文部分)が、酒の力で書いたのでご容赦願いたい。(2023/02/12)

色々な要因が重なって、自分でも思い出せない数のアニメを見ました。視聴するアニメには精神状態が表れます。ですので、視聴したアニメを時系列で振り返ることで、生活環境・精神状態の移り変わりを振り返ろうと思います。(視聴履歴の力も借りながら。)

1月

記憶がかなりあいまいです。

  • ジャヒー様はくじけない!
    シリーズ最終盤が1月まで続いたので一応リストアップ。なぜか見始めましたが、普通に面白かったです。これを見ながら酒を飲んで、スーパーのお惣菜を食うことでなんとか栄養を確保していた記憶があります。
  • ダンベル何キロ持てる?
    2回目の視聴。やっているソシャゲがコラボしたので見てみた、という経緯だったはず。内容も結構忘れていたので普通に楽しめた。ただ、視聴した本人は変わらずヒョロガリです。

2月

  • 放課後ていぼう日誌
    視聴履歴を見ると、2月の中盤から見始めている。記憶では春休みが始まるまでに見終えようとしていたので、おそらく、卒業論文を終わらせた開放感の中、酒を飲みながら見ていたのだと思う。ストレスを酒で晴らすのはよくない。アニメ自体は面白かったと思う。酔っていたので、細かい面白さは覚えていない。
  • ジョジョ1期~4期
    これは実家で見ました。実家だと万人受けする面白いアニメを見る傾向にあります。肉体・精神が安定するからでしょう。精神年齢が中2なので、空条承太郎がかっこいいと思いました。3月にかけて見ました。

3月

ジョジョの続きをみる春休み、そこから新生活に移行していきます。

  • のんのんびより
    何度目かもう分かりません。3回目か4回目。現実を忘れて精神を安定させるには、これ以上のアニメはそうそうありません。そして、このアニメをきっかけに大きな転機が訪れます。

dアニメストア契約

今まで契約していなかったのが不思議なくらいではありますが、Amazon Prime Videoと、親の金で契約したNetflixがあればたいていのものは見れていました。しかし、4月からのんのんびよりがNetflixで見れなくなるということで、酔った勢いで契約してしまいました。後悔はありません。

4月

さて、新生活が始まりました。期待と不安を胸にいだきながら、新天地での暮らし・労働になんとかついていく時期でした。

おそらくのんのんびよりなどを見ていますが、視聴履歴は一つの作品に対して直近見た履歴しか残してくれないので、この時期に本当に見ているかは定かではありません。

  • 私に天使が舞い降りた!
    私をアニメオタクにした罪深い作品です。ブラウザの履歴を見て、この時期に見ていることがわかりました。
    アマプラから消え、Netflixにもなく、途方に暮れていたのですが、dアニメストアに登録したということで、心置きなく楽しみました。やはり最高のアニメです。
  • そらのおとしもの
    思い出の作品です。おそらく中高生向けぐらいのピンク色のアニメです。あるきっかけで高校生ぐらいのときに原作漫画を読んだ経験があり、せっかくdアニメストア契約したのだから、という理由で見ました。
    率直に言うと、思い出補正の過大評価だったのかもしれません。いうほどでもありませんでした。この原因が、時の移り変わりによる、好み・要求クオリティの高さの変化なのか、前述思い出補正なのかは分かりませんが、イマイチでした。思い入れがあっただけに残念でした。
    関連として、同じ原作者のプランダラなるアニメを見ていたようですが、全く記憶になく、履歴を見て、つまらなさ過ぎて続きを見なかったことを思い出しました。

5月

ゴールデンウィークがありました。諸事情により、長い休みになったので、実家ぐらしを楽しみました。

しかし、同時に体力的に辛く厳しい時期でもあったので、現実逃避のような作品も見ていたようです。

  • ジョジョ2期
    正確にはこの時期に3期を見ていたようです。記憶にないですが。
  • SPY×FAMILY
    ミーハーなので見ました。正確には、両親が見ていて、積極的にアニメを見ているのが珍しくて一緒に見ました。普通に面白いですが、やたら人気というか、面白さに対して視聴者が多すぎるというか、万人受けしすぎというか、そういう違和感がある作品ではあります。面白いのは確かです。
    OP・EDがヒゲダンと星野源というのも、そこまで金をかけるか、という印象でした。そこまで金をかけると人気につながるというものなのか、と感じました。
  • ゴールデンカムイ
    以前から見ていた作品の続きです。原作マンガ連載開始の後から興味があったところ、友人が持っていたマンガを読んで面白さに確信を得ました。その後アニメ化された折、2019年に2クール一気見したというTweetが残っていました。
    一言でいうと「ロマン」。ワクワクするアニメでした。
    ただ、残念だったのは、アニメ化にあたり下ネタが大幅にカットされていたことです。この作品における下ネタは、正直、面白さの2~3割を占めているぐらいの印象だったので、その点は残念でした。
    このとき見たのは2期の終わりまでで、原作が無料公開されていたのでアニメは打ち止めにした、という感じです。
  • パリピ孔明
    この時期の話題作でした。これもやたら話題になっているなという印象でしたが、その手の情報に詳しい人に聞くと、原作も結構人気があったそうです。
    小学生時代、三国志から中国古代歴史小説にハマった口なので、諸葛孔明に親しみがあったこともあり、楽しめました。三国志演義の諸葛孔明の痛快な活躍劇をそのまま活かすようなものになっており、よかったです。
  • 手品先輩
    ピンク色アニメ。しょうもない内容なのが、辛い毎日からの逃避に役立ちました。1話が短いので、もうちょっと起きていたいけど、30分見るのは長い、というときに重宝しました。酒を飲んで見るとヘラヘラ笑えて面白かったです。
  • 上野さんは不器用
    一種のピンク色アニメ。これも時間調整に見るとちょうどよかったです。酒を飲んで見るとたいていのアニメは楽しめます。
  • ご注文はうさぎですか?
    いうまでもなく、何も考えずに見れるアニメです。何回目か分からない視聴でしたが、楽しめました。
  • 魔法少女まどかマギカ
    分かる人には分かると思いますが、5月初旬頃から話題になっていた作品です。といっても、最初の放映当初から話題だったいわゆる名作なので、期待して見ました。期待にそぐわぬ面白さでした。
    「魔法少女」というテーマが、アクション・ファンタジー・SFなどのように、一つのジャンルとして確立された一つの要因となるような作品だったのでしょう。SFの中にも、宇宙もの、未来ものなど分かれていきますが、魔法少女×なにか、例えば、ジャヒー様はくじけない!なら、魔法少女に対立する魔界の住民が貧乏生活をする、というように、魔法少女自体が作品の核心ではないような作品でも成立するようになった、というようなことです。
    2011年ごろの作品だったので、絵柄の古さが気になるかと思いましたが、そうでもなかったです。

6月

5月から見ていた作品を引き続き見つつ、いくつか新しく見始めました。

  • 進撃の巨人
    思い出の作品です。1期をリアルタイムで見て、面白いと確信してマンガを買い揃えました。マンガを買い集めたのは後にも先にもこれだけです。
    原作漫画が完結したということで、見返すと新しい発見があるのではないかと思って見ました。面白かったですが、新規アニメを優先したかったので、1期の途中で見るのをやめました。
  • のんのんびより
    何度見ても面白い最高のアニメです。
  • ブレンド・S
    知ったきっかけは、「S stands for」というミームです。
    https://www.google.com/search?q=s+stands+for&rlz=1C1QABZ_jaJP914JP914&oq=S+stand&aqs=chrome.1.69i57j0i512l2j0i30l2j69i60l3.6551j0j7&sourceid=chrome&ie=UTF-8
    OPだけで十分すぎる話題性があったということで、そのとっつきやすさから、海外のアニメオタクからの支持が得られ、ミーム化したようです。
    内容は、まあ、そこまで突飛でもないきらら系アニメです。普通に面白かったです。
    なんにもないあぜ道をOPを熱唱しながら通勤していたのは、今では良い思い出です。

7月

大きな転機がありました。何もない田舎から、そこそこ都会に引っ越しました。同時に、友人とアニメを同時視聴する、鑑賞会を始めたのもこの時期です。

  • 五等分の花嫁
    前から見ていました。原作は全て持っており(進撃の巨人だけじゃなかった)、1期も放映当初見ていました。1期は作画が残念だったのですが、この作品をきっかけに友人との鑑賞会をスタートしました。
    2期まで見て、1期に予算がもう少しかけられていれば、と残念な気持ちになりました。
  • ごちうさ・のんのんびより
    いうまでもなく、現実逃避です。
  • ベイビーステップ
    思い出の作品です。放映当初、家族で見ていたのを思い出して、見始めました。やはり面白かったのですが、終わり方が唐突で、当時も残念だったのを思い出しました。聞くところによると、原作漫画も変な終わり方をしたそうで、不憫な作品だと思いました。
    錦織圭が創作を超えてしまったのも、ある意味不憫だと思います。
  • ヴァイオレット・エヴァーガーデン
    友人とのアニメ鑑賞会の対象として、リクエストに応えて見始めました。そこそこ面白かったですが、巷で言われる感動作との評価に対しては、そこまで感じられませんでした。天邪鬼はいいことないですね。

8月

友人とのアニメ鑑賞会が、五等分の花嫁、ヴァイオレット・エヴァーガーデンと続いた後、作品を変えて継続しました。

  • リコリス・リコイル
    この時期のNo.1話題作です。言うまでもなく面白かったですが、自分自身としては、一番酒に入り浸っていた時期で、酔いが深くなってから見ていたので、正直あまり内容を理解できていません。まあ、ちょっと経った後また見ても楽しめるというのは得だと考えればいいかなと思います。
  • まちカドまぞく1期2期
    面白いのが悔しい、というのが感想です。見始めたきっかけは、LINEのあなたにオススメのスタンプ欄に出てきたからです。わたてんのスタンプを買っていたのが要因です。
    見始めた当初は、独特の台詞回しもあって、懐疑的に見ていました。これ面白いのか?と。台詞回しにも段々慣れていき、楽しんでいました。
    他に印象的だったのはOPで、ボサノバっぽさが作品に妙にハマっていました。(音楽には詳しくないのでテキトーな感想なのはご容赦願いたい)
    なんといっても、まちカドまぞく2丁目第6話「夕日の誓い! まぞくたちの進む道」は、正直、ヴァイオレット・エヴァーガーデンよりも泣けました。1期のOP、「まちかどで見つけた 大事な宝物」から続く歌詞は、こういうことだったのか、と、本当に感動した記憶があります。酒を飲んで、意識を失いながら見ていたので、これも何回か見て楽しめました。
    貧乏な魔族と魔法少女というテーマは、ジャヒー様はくじけない!と被っているのですが、描かれる内容は違うものと考えてよいでしょう。ジャヒーが貧乏生活の悲哀をコミカルに描いたものだと考えて、一方まちカドまぞくは、本来対立する立場にある2者(3者以上に増えていくが)が互いを想い合って絆を深めていくというところに核心があるという違いがあると思っています。ジャヒーでも魔法少女と仲良くなっていましたが、そこは仲良しレベルにとどまっているという感想で、シャミ子と桃の絆とは似て非なるものだと思います。
    3期を、やれ。

    さて、OPについて述べましたが、これは私にとってあまり楽しくない記憶と結びついていることを追記しておきます。見始めた当初、私は研修と称した一種の苦しみを体験させられていました。2週間以上ホテル暮らしで北関東の工場で1日中立ちっぱなしになっていました。ホテル暮らし自体はまあ別に悪くはなく、むしろいい方でしたが、日中がとにかく苦しくて、楽しみはコンビニで買い込んだ晩酌セット(2週間で角瓶700mlが2本空いたのは自分比では異常)で意識を飛ばしながら見るアニメしかなかったのです。これが前述の何回か見ても楽しめた理由です。
    音楽を聴くと当時の記憶が蘇る、という体験をされた方は少なくないと思いますが、私にとってまちカドまぞく1期のOPがまさにそれで、今日時間を置いて改めて聴くと(3周目か4周目の気がする)、あのホテルの部屋の中の景色がありありと目に浮かぶようです。辛かった。(2023/02/09追記)
    さらに追記すると、記事末尾に辛い時期を乗り切ったと既に書いていた。
    見始めは8月のお盆前で、苦痛はお盆の直後だったらしくちょうどよかったらしい。
    sa(今住んでいるのが「多魔」なのも面白い)

9月

ここも転機。先数年のキャリアがここで明らかになり、やっと落ち着いて仕事が出来る、という時期でした。見るアニメも、友人とのアニメ鑑賞会を中心に見るようになっていきました。

  • オーバーロード
    問題作。正直つまらなかった。層が違うのかな、という印象だった。前述友人がその友人から勧められたらしいが、正直センスを疑う。本当に申し訳ないが。
    でも誰が何を楽しもうが自由なので、別に彼に悪印象はない。
  • かぐや様は告らせたい
    人気作。これも友人との鑑賞会対象作品。人気なのが分かる面白さ。
    五等分の花嫁だったか、何だったか忘れたが、ラブコメというのは、恋愛というものに対して本人たちがいたって真面目に、真剣だからこそ、それを外から見ると面白い、というような言論があったが、まさにそれを体現している作品だと思う。
    実はまだ視聴中で、3期の途中まで来ている。友人は最新の映画に間に合わせたいそうなので、気合いを入れて見ていこうと思う。

10月

いよいよ、仕事が本格的に始まった。それまではお客さん扱いだったところから、責任が伴う仕事が始まることとなった。その反動か、現実逃避アニメが増えたかもしれない。

  • 恋する小惑星
    通称恋アス。いわゆるきらら系アニメ。面白かった。面白かったのだが、わたてんには及ばない。なぜここでわたてんが出てくるかというと、恋アスがわたてんのスタッフが再結集して作ったらしいからだ。実際、雰囲気は似ている。特に、女の子を愛でる女の子のポジションにあるキャラクターが、声優が同じで、正直その点だけは似すぎていた。後述するが、その時期わたてんの映画を見ようと思っていたので、印象を引きずられたくなくて恋アスの視聴を中断したほどだ。
    内容は面白かった。わたてんにはない、青春、思春期特有の未来に対する希望と諦め。OP「 好きなことにはいつだって 遠慮せずに生きたいな」大事にしたい。
    ただ、展開が早く、先輩がさっさと卒業してしまい、拙速感はあった。最初から1期しかやらないつもりだったなら仕方がないところだとは思う。
  • NEW GAME!・NEW GAME!!
    3回目ぐらいの視聴。仕事が本格的に始まるということで、新入社員としてのふるまいと心構えをおさらいするために見た。
    1回目見始めたきっかけは、高校時代の友人のすすめだったのだが、初見から気になったのは、主人公青葉が出勤初日から9時~21時だったことだ!おそろしい。
    幸い私は定時退勤を基本として計画されている。ありがたいことだ。
    この作品は社畜アニメと称されることもあり、極端なものでは「仕事に疲れた社畜のおっさんの夢」というような感想もある。正直分からないでもないのは、企業に勤める社会人として、妙にリアルな処世、仕事の進み方が描かれているからだと思われる。そのこともあって、仕事の本格的開始を前に見返したのだ。役に立ったかどうかは分からない。
  • ゆるキャン△
    3回目か4回目。映画を見に行きたくなって見返した。生活が落ち着き始めたので映画を見に行く気持ちになった。
    映画の感想については、過去記事を参照。
    何度見ても楽しめる。
  • 私に天使が舞い降りた!
    映画を見に行く前に、見返した。何回目かはもう分からない。
    映画は、期待通りの面白さだった。映画ということで、田舎へのおでかけとレジャー、それに夏祭りが描かれていたが、みゃー姉と花ちゃんの関係の深まりを感じられてよかった。
    余談だが、アニメオタクであるという負い目があり、他のアニメオタクとは違うのだということを示すために、わざわざスーツと革靴で映画館に行った。何の努力なんだ。
  • チェンソーマン
    友人のリクエスト。鑑賞会対象作品。
    人気なのが納得。

11月

仕事にも慣れ始め、生活がいよいよ安定し始めた。友人との鑑賞会対象作品が広がった時期。

  • 機動戦士ガンダム 水星の魔女
    自分でも意外な作品。ガンダムには興味もなかったし、当然見たことはなかった。デカい人型の戦闘兵器が宇宙を舞台に飛び回るというのは正直嫌いではないが、今作はそこだけに焦点が当てられているわけではないようだ。
    本当はみんな平和に暮らしてほしい。
  • ぼっち・ざ・ろっく!
    この時期の話題作。音楽に詳しくない私でも楽しめる。
    ぼっちの当事者として言わせてもらえば、ぼっちちゃんの心理描写はそこまでリアルではない。正確には、リアルではないところがある。一部リアル。
    持論では、一口にぼっち・コミュ障といっても、その原因となる心理というのは人それぞれあるいはいくつかの類型に分かれると考えている。本作品のぼっちちゃんは、そのような種々の「ぼっちエピソード」を寄せ集めたものなのではないかと思われる。
    コミュ障といえば、わたてんのみゃー姉もであるが、彼女には全く共感できない。というのも、私のコミュ障の原因となる心理というのは、「この先仲良くなるかもしれない相手に、嫌な印象を与えたらどうしよう」という不安であり、その不安から下手なことを言えないと思い込んで何も言えなくなる、というものだ。したがって、この先関わることのない、名前も知らない店員や、一度限りの付き合いである、飲み屋で隣になったオバハンとは問題なく話すことが出来る。このあたりは、まさに、コミュ障の要因となる心理の多様さであろう。
    話をぼっちちゃんに戻すと、1話冒頭で語られるのは、「自分なんかが周りの輪に入っていっていいのだろうか」というものである。これはある程度共感できる。ネット弁慶として、承認欲求をこじらせているのも理解できる。ただ、私はそういう承認欲求をも冷笑するような、どうしようもない逆張り・天邪鬼精神を持ち合わせているので、承認欲求モンスターにはなっていない。
    一念発起して、バンド女子を表現した格好で高校に行くところは、共感はできないが、理解はできる。若気の至りの勢いだ。そういう雰囲気を出して、周りから声かけられないかな~という期待、他力本願の期待。これは大いに共感できる。高校時代の私は幸い、心優しい友人が声をかけてくれたおかげで、完全なるぼっちになることはなかったが、結局自分から友人の輪を広げることはできなかった。そして、浪人時代、大学時代、ぼっちになった。自分から行動しなければ、何も、起きない。それを学んだ5年間だった。
    結局引っかかるのは、知らない客に対してキョドる場面である。別にこの先二度と会うことがないであろう相手にキョドるのが理解できない。しかし、世の中にはそういう人もいるのだろう。
    ただ、最新話の、ナチュラルに嘘をついて居づらい場から逃げ出すのは、分かりすぎる。逃げるのが楽です。本当に。
    音楽は申し分ない。これまでいわゆるアニソン・キャラソンとして売られていたという背景があって、一方本作品は、音楽自体が主題であることから、キャラが歌う音楽が出てくるのは何の違和感もないので、快く受け入れることができる。世の中には、なんで君たちが歌ってるの?君たちは〇〇でしょ?歌うのはおかしくない?と感じるものもある。それらとは違う印象をもって受け止められる。
    その他作品の感想としては、主にTwitterで話題となったミーム(ストゼロのアレ、薬物依存スパイラルのアレなど)をふんだんに盛り込んだようなネタが散りばめられていて、どうも原作者はそれらに通じた方のように思われる。さらに、オタクが好きそうな主人公覚醒シーン、タイトル回収のような要素を入れ込んでいるのも話題の要因であろう。アニメ化してTwitterを中心に話題になるのはある意味当然と言える。ただ、ミームというのは旬が短いもので、この作品を5年後に見たときに同じように楽しめるかどうかは正直分からないと思う。
    演奏シーンは言うことがない。すごい。特に、初ライブの1曲目がうまくいかない演じ分けは、直後のぼっちちゃん覚醒シーンと相まって素晴らしい演出になっていました。
    きららジャンプをご存知だろうか。これをメタ的に取り入れている点も面白い。きららジャンプを禁止しつつ大人気となったゆるキャンを思い起こせば、きらら系作品の転換を感じざるを得ない。「美少女動物園」なる言葉で表現されるような、ただ美少女がキャッキャウフフしている作品から移り変わっているということなのだろうか。
    直近で見ている作品なので、思わぬ長文になってしまった。現在、クライマックスを迎えている本作品、最後まで見届けたい。
  • スローループ
    釣りアニメ。放課後ていぼう日誌につづいて。
    典型的きらら系アニメ。普通に面白かった。
    クール系少女と、ふわふわ系少女の組み合わせは王道なのだろうか。

12月

毎晩酒を飲む生活を自戒して、それに伴ってアニメの視聴数も減った気がする。ここまで挙げた中でも、酒を飲まないと楽しめないアニメは多い。

  • きんいろモザイク
    以前1期だけ見た。人気作のようなので見たが、まあ普通に面白いきらら系アニメ。dアニメストアでの配信がクソ画質なのは問題。改善してほしい。
  • 桜Trick
    問題作。これも放映時話題だったらしいので見てみた。
    今見ると(当時もか?)やや露骨にすぎるという感想だった。話題になったのもうなずける。
    ただ、人間の慣れというのは怖いもので、3話ぐらいまでいくと、違和感なく楽しめるようになっていた。怖い。

まとめ

酒の勢いで3時間ほどかけて書いてしまった。アウトプット、そして1年のまとめというのは大事だという言説に接して影響された。年1ぐらいなら許されるか。

ランキング。基準は気分。

殿堂入り:私に天使が舞い降りた!のんのんびより
1位:まちカドまぞく
2位:魔法少女まどかマギカ
3位:ぼっち・ざ・ろっく!

追記すると、ランキングは本当にその時の気分。まちカドまぞくは確かに楽しいアニメだったし、まどマギも面白かったけど他のアニメと比べて格段に面白くて人生を変えるほどのものだったかと聞かれるとそこまでではないと思う。(オーバーロードよりは面白かったことだけは明言しておこう。2023/02/09)

殿堂入りは言うまでもない。人生を作った作品として、これからも心に生き続けるだろう。

1位はまちカドまぞく。こんなに面白いとは正直全く思っていなかった。作品自体が面白かったのは言うまでもなく、辛かった時期を酒とこれで乗り切ったという事情もある。期待値との差という意味でも、今年見た中で1番だった。

まどマギはその後の作品に与えた影響というところも含めて、魔法少女というジャンルに関してだが、作品自体の面白さは群を抜いている。「見てよかった」作品だった。

ぼっち・ざ・ろっく!は話題性に追従するという面もあるが、実際よくできたアニメになっているので、視聴するに値すると感じる。

さて、今後私のアニメとの向き合い方が変わるかどうかは分からないが、その変化を通して精神状態の変化を記録に残しておくという点については、ある程度の価値を見出すことが出来る。大学時代に見始めたアニメ、はじめはネット上の話題についていきたいという、しょうもない意欲からだったが、そこから現実逃避の手段としての「何も考えずに見れるアニメ」に傾倒していった。精神状態の回復にともなって考えながら見るアニメも再び見れるようになり、今に至る。

来年はどんなアニメが生まれ、私にどんな祝福を与えてくれるだろうか。期待したい。

(途中からですます調→である調に変わっているのは気づいたが変えない、面倒なので。結局これが示すのは、誰かに読ませたい内容だったのが、途中から自分の内面を文章の形でアウトプットするという目的に変化したからだと思われる。ですます調の文章が読み手である「あなた」を文章に取り込む機能を有しているのに対して、である調は文章の中に読み手を入らせない、外から読ませる効果がある。どこかで読んだが、その通りだと思う。)

1万字近く書いている。怖い。

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