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2021/11/21

絵心がなかった私が絵を上達させた方法

 生まれてこの方絵が下手だった私が絵を上達させた考え方について教えます!

よくない考え方

絵に書こうとする対象を「○○はこういう形で、この部分は~~だから、絵にするとこうなる」などと、言葉で考えると上手くいきません。

例えば、猫を描こうとするとこう。

「猫は頭と身体があって、足が4本で、耳は三角、しっぽ、ヒゲ、いわゆる『猫目』、肉食動物の鋭い歯」という風に頭で考えて描いた結果です。

思えば、絵を描くときいつも頭の中で「概念としての猫」を思い浮かべ、それを言葉として出力したあと、さらにそれを絵にするというやり方を無意識のうちにやっていた気がします。

このやり方が全ての元凶、正すべき悪癖です。

幼稚園のときは確か、オレンジのクレヨンを画用紙いっぱいにグルグル描いて「ナポリタン!」と言っていました。アホですね。

小学校での気付き

改善のヒントは小6ぐらいのとき、授業で風景画を描くことになりました。海と、島同士をつなぐ橋の風景だったと記憶しています。既に絵に苦手意識を持っていた私はうんざりでしたが、なんと、まあまあ見れる結果になりました。

それは、担任の先生のやり方による結果でした。先生は風景を捉えた写真を用意し、それを絵にするという方法をとったのです。

さらに、その写真と画用紙にそれぞれ格子状のガイドラインを引くことで、全体の位置関係が定まり、絵が下手な人にありがちなバランスがめちゃくちゃになる事態を防ぎました。

なるほど、写真を写し描くように心がければ私でも見れる絵が描けるのかと思いました。

見たままを描くということ

それから私は、絵を描く課題が出たら、写真を使って、格子のラインを引き、写真のままを描くようにし、なんとか乗り越えてきました。中学校の美術の風景画の課題でもこの方法を使い、絵心ある人達をおしのけクラス上位の評価を得たこともありました。

そんなことを続ける中で、ある気づきを得たのです。

「もしかして、絵が描ける人は、見たままを描いているだけなのか?」

語弊はあるでしょうが、おそらくそうなのです。下手に言葉で考えず、見たままを描いているのです。

思えばそれが基本なのでしょう。見たままを忠実に写しとるというのが絵を描くことの基礎なのだ。そんなことに今までの人生で気づきませんでした。ぼんやり思っていたとしても少なくとも自覚的ではなかったので、そのように行動することができなかったのです。

実践

そんな人生を変えるような気づきを、行動に移すときが来ました。実践してみます。

テーマは「猫」。リベンジです。

フリー画像を適当に探してみます。

https://unsplash.com/s/photos/cat

かわいいね。





そうか、猫というのはこういうポーズをとるもんなんだな。みんな左向きで顔だけこっちを向いている奇妙な格好じゃなく。



見たままを描く、ということで、この猫を見ながら描くことにしました。




見たままを描く……見たままを描く……




できました!!!



うん。(本当はもっと下手な結果に終わって記事全体のオチにするつもりだったのに、まあまあ見れる絵になってしまい、と言っても、上手いと言えるレベルでは全くなく、どうしようもないね、という顔。)

おわり

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