度々言及してきた「何も考えずに見れるエニメ」「何も考えなくていいエニメ」が何なのかをついにご紹介します。
私自身には興味がないでしょう。しかし、世間の洗礼を受けて消耗した新社会人にもオススメの紹介になっていますので、ご期待ください。(2021/04/11)公開直後から非公開にしていました。キモいからです。でもキモいのはもうどうしようもないので、再公開します。キモいので読まなくてもいいです。(2021/06/14)久々にわたてんを視聴できて、いい機会なので少し追記しました。(2022/04/17)またごちうさ3期を見て追記しました。(2022/05/20)辛さから逃れるためにのんのんを見なおして追記しました(2022/05/29)
目次
はじめに
私はロリコンではありません。これは大切なことなので、はじめに申し上げておきます。
私はロリコンではありません。
私がロリコンではないことを分かっていただけたならば、続きをお読みください。
何も考えずに見れるアニメ3選
私に天使が舞い降りた!
“オタクで、人見知りな女子大生みやこが出会ったのは、まさに天使な小学生!? 妹が新しく連れてきた友だちの花ちゃんを見た瞬間、ドキドキが止まらなくなってしまったみやこ!!どうにか仲良くなろうと奮闘するのだが……。超絶かわいいあの娘と仲良くなりたい系スケッチコメディー、開幕♪”
─アニメ公式サイトから引用
略称「わたてん」。私を「何も考えずに見れるアニメ」がないと生きていけない体にした、きっかけのアニメです。 とにかくキャラクターがかわいい。かわいらしい女子小学生を見て楽しむ……というと犯罪臭しかしませんが、私は父親のような温かい目で眺めているだけなのでセーフです。セーフだと言ってくれ。
特筆すべきはキャラクター同士の関係性でしょうか。先程は父親のような~と述べましたが、正確には空の上から「無」として世界を眺めているに過ぎません。要するに、キャラクター同士の間に入り込む余地などなく、もっと言えばその世界に私はいません。ほら、無罪だ。
「みやこ」の妹「ひなた」は姉「みゃーねえ」にべったりなのですが、その姿は在りし日の私の弟のように感じられて、なんとなく嬉しかった点も刺さった要因でしょうか。「せゃーにい」が本当に情けない兄になってしまった点も共通してしまっています。ごめんよ、弟よ。
ご注文はうさぎですか?
あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~
一部で話題になっていたこのキモいフレーズ。あるいは「ごちうさ難民」というわけの分からない言葉。ここには書けないようなきっしょいコピペ。これらを見たことはありましたが、 「ごちうさ」がどんなアニメかは知りませんでした。が、最近第3シーズンとして新作が出たらしいと聞いて最初から見てみました。ハマってしまいました。
何がいいかと言われるとよく分かりませんが、とにかくOP・EDを含めて作品全体としてかわいいということでしょうか。キモいと思うでしょうが。仕方ないです。
1期を見たときはわたてんの方が面白いかなとも思いましたが、なんだかんだで面白い。特に2期のEDを見たときは「本気出してきたな~!!!」と連呼しながら狂っていました。 おそらく1期で人気が出て2期からEDにも力を入れたのでしょうが、あれは精神を疲弊させた情けない成人男性を狂わせる映像になっていました。よくない。
せっかくなので最新3期の話をすれば、今までただ日常を描いていたのに対し、キャラクターたちが未来に向かって成長していく兆しを見せてきていたのがよくない。よすぎてよくない。あんまりおじさんを困らせないでほしい。
ここでも私は空の上の「無」です。無罪。
以下追記:改めて視聴して、EDをストリーミングで聴取して気付かされたのですが、3期のEDの歌詞を見るとまさに「未来」に向かっていくようになっているんですね。
シュガーよりシナモンが気になりだしたら進化の時かも
あたらしい場所に(呼ばれた?)呼ばれたならおもいきって飛びましょう
ビターよりハニーへと変わりそうだから
ちょっと切なさがくすぐったい胸を(呼んでる!)
呼ばれたならおもいきって飛びましょう
後に述べますが、普段は歌詞の「考察」みたいなのは好きではない人種なのですが、これは上に述べたような作品に描かれた変化や兆しを理解した上での作詞であると言うしかないと思います。
というのも、1期のEDの歌詞を改めてみてみると、百合的なニュアンスを多分に含んだものになっているように感じられます。そこから、2期で友達どうしの友情を強調したような歌詞になり、3期で未来に向かう少女たちの変化を表現する。作品に対する理解が凄まじいレベルだと思わざるをえません。(畑亜貴さんとかいう天才はマジで何?)
のんのんびより
にゃんぱすー
略称は「のんのん」でいいのか?よく分かりませんが、面白かったです。テーマは「田舎」でしょうか。あそこまでではないですが、私もそこそこ田舎で育ったので懐かしい気持ちになりました。母の実家は同レベルの田舎だったので経験はありますが。単に「田舎」ではなく、ノスタルジーを掻き立てるような世界観になっていると感じました。
特筆すべきはOPテーマをも含めて、作品全体としてノスタルジーを演出している点でしょうか。「キャラソン」全盛にあって、のんのんびよりはOPテーマがキャラソンではありません。キャラソンとは
“アニメなどの登場人物をテーマにした歌。また、登場人物が歌っているという設定で制作され、声優が歌う歌。”[1]
とのことです。私は、アニメは人気声優のキャラソン関係の収益を前提に制作されているように感じます(ライブなんかもしているらしい。前述のわたてんも)。対して、のんのんびよりはキャラソンに頼らずOPでノスタルジーを演出することに成功していると感じます。 音楽と映像の調和が素晴らしい。田舎らしい美しい自然を描いた映像と、歌手の方の特徴的な声色が作品の世界観に見事に調和しています。
この作品も最終3期には、主人公の小1の女の子「れんちょん」が成長する姿を見せたりと、天上の「無」から見ていて嬉しいようなさびしいような気持ちになります。
“終ってしまうこと 変わってしまうこと だから育ってしまうこと そのすべてを抱きしめるように ほら やまびこが聴こえるよ“
2期のOPのラスサビの歌詞です。時間と季節の移ろいと、キャラクターたちの成長。それらをすべて「抱きしめる」ふるさととその風景。私は普段、曲の歌詞には全く興味がない種類の人間なのですが、そんな私にもこれはグッとくる歌詞でした。
3期の第8話「先輩はもうすぐ受験だった」エモすぎだろうが!エモいとかいう俗な表現使いたくなかったけど、幼さを残した声のあかねちゃんと大人びた印象を持った、しかし実のところ遊び心にあふれてるこのみちゃんが並んで歩いてて、しかし物理的な身長差だけを見たら二人はそこまでの身長差はなくて(トートロジー)、物理的な差はなくとも心のなかでは先輩を尊敬しててなおかつ先輩の方からも後輩をきづかってるのが良すぎだろうが!!!
いやお笑い展開に持っていきながらも、夏海が「思春期」とか「青春」とかワードを使ってるのがエモすぎだろ、あのなっつんが、言い訳のためとは言いながらも、いや、思春期とかいうものは後から振り返って初めてあの頃は思春期だったな~とか思うものであってその時は気づかないものではあるのだけれども、それをあのなっつんが思春期とかいうワードを使っているのが少女の成長を感じさせるのが、ギャグ展開の中に盛り込むのがすごすぎるんだよ!!!(2022/05/29)
何も考えずに見れるアニメの特徴
端的に言えば、「萌えアニメ」と言えるでしょう。あえて以上3作品の共通項を挙げれば、
- 女の子ばかり出てくる(特にわたてんは男が本当に出てこない、徹底的。)
- ゆるい絵柄(友人に3作品を教えたら「絵柄がにとるね全部」と言われました……)
- いわゆる「お色気」ゼロ
- ストーリーに起伏がない
こんなところでしょうか。特にストーリーに関しては、起伏のなさ故に「何も考えず」に済みます。「何も考えずに見れるアニメ」の最大の特徴と言ってよいでしょう。前半3つに関しては起伏をなくすための手段にも思えてきます。
これらの作品のレビューを見ると「会社行きたくない」「疲れた」ような人たちが「かわいい」「癒やされる」「ほのぼの」「かわいい」「ゆるい」「かわいい」さらには「堕落させる」などと称しています。 ターゲットがそこかは分かりませんが、そういう人たちに対して訴求力があるジャンルということになるでしょう。私が初めにわたてんに「ハマらされた」のもちょうど精神が疲弊しきっていた時期です。疲弊した新社会人たち、ハマってみなよ。
こんな女子小中学生や、いいことばかりの田舎なんて現実には存在しないという批判もあるでしょう。確かに、こんなに純粋無垢な(ように描かれた)人物や環境は稀有でしょう。しかし、アニメだからそれでいいんだと私は思います。アニメだから架空の世界を描くことができる。 見ている人が世界観に浸りながらも、その世界は架空だと思っていればそれでいい。辛く厳しく苦しい現実世界からの逃避に、いっときでもなれば、素晴らしいではありませんか。
余談:ちょっと考えるアニメ
同じような日常を描く作品として、人気なのが「ゆるキャン△」。2周するぐらい好きです。なぜ本論に出てこなかったかというと、ちょっと考えちゃうからです。キャラクターたちの友情や家族への思いを見て泣いてしまうからです。よくないね。よくない。 飯テロ的観点からも魅力的なのもよくない。あったかい飯が、美味い飯が食いたいよ。
参考資料として
- コトバンク・デジタル大辞泉「キャラクターソング」
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